粗品vs宮迫に“武闘派”枝豆が参戦「殴る」発言の真相と芸人の未来

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粗品に「俺なら殴る」武闘派芸人が本気で警告!宮迫バトル泥沼化の全貌と“お笑い”の未来

もはやただの舌戦では済まされないのか――。霜降り明星・粗品と宮迫博之の長きにわたる因縁に、ついに“武闘派”として知られるあの大御所が口を開いた。

『俺だったら殴っちゃうかも』

この一言が意味するものとは?世代を超えた芸人たちのプライドが激突する、新たなバトルの幕が上がる。

この終わりなき論争に、『またこの話か…』と食傷気味の方もいるかもしれません。しかし、今回の大御所の参戦で、潮目は確実に変わりました。この記事では、単なる対立の繰り返しではなく、その裏にある世代間の価値観の衝突、そして“お笑い”の未来までを深掘りします。

これは計算されたプロレスか、それとも本気の憎悪か? 登場人物たちの仮面の裏に隠された本音を、一緒に読み解いていきましょう。

【速報】つまみ枝豆、粗品に“ガチ警告”「俺だったら殴っちゃうかも」発言の衝撃

事態が大きく動いたのは、2025年8月8日の深夜。ニッポン放送「霜降り明星のオールナイトニッポン」でのことでした。番組内で、約1年前から続く宮迫博之とのバトルを振り返っていた粗品は、静かに、しかしはっきりとこう語ったのです。

「つまみ枝豆が宮迫のところに出た時は…『粗品の見てるよ、俺だったら殴っちゃうかも』みたいな。そんなんはあった」

この発言の主、つまみ枝豆(67)。相方のせいやが「めっちゃケンカ強い、たけし軍団のほんまに怒らせたらいかんみたいな。うわさで回ってくる人やな」と補足した通り、彼はビートたけし率いる「たけし軍団」の中でも、特に“武闘派”として知られるレジェンドです。

実際に枝豆は昨年(2024年)8月、宮迫博之とYouTubeで対談した際、粗品に対してこう苦言を呈していました。

「いくら何でもあの口の利き方はないだろうっていうのは、俺はそうやって育ってきているから。それは失礼すぎる」「腹が立つことは立てていいんじゃないかな…と俺はちょっと思ったりもする」

深夜のラジオブースから放たれた衝撃の告白は、単なる暴露話ではありません。これは、これまでネット上の舌戦に留まっていたバトルに、「昭和の腕力」というリアルな圧力が加わった瞬間。お笑い界に、これまでとは質の違う緊張が走った出来事なのです。

そもそも何があった?「粗品VS宮迫」因縁のバトルを3分で完全理解!

「そもそも、なんでこんなことになってるの?」という方のために、ここまでの経緯を時系列で振り返ってみましょう。この複雑に見える因縁も、流れを追えば驚くほどシンプルです。

  • 【発端】2024年初頭:粗品の「YouTuber、おもんない」発言
    粗品が自身のYouTubeチャンネルで「おもんないと思うねん、YouTuber」と発言。これが全ての始まりでした。特定の個人を指したわけではありませんでしたが、芸人からYouTuberに転身した宮迫博之のファンなどが反応し、火種が生まれます。
  • 【点火】宮迫の反応と粗品の再反論
    宮迫は自身の動画で「テレビに出てないやつが言うな」といった趣旨の反論を展開。これに対し粗品は、テレビでの共演時に宮迫から受けたという“面白くない絡み”を具体例に挙げ、「あんたが一番おもんない」と名指しで痛烈に批判。バトルは一気に個人間のものへと発展します。
  • 【泥沼化】終わらない舌戦と周囲の反応
    その後も、粗品は「生涯、宮迫を許さない」と宣言。一方の宮迫も応戦し、互いのYouTubeチャンネルを舞台にした泥仕合が続きました。他の芸人やインフルエンサーもこの話題に触れ、論争は拡大していきます。芸能界では、こうした仕事上の対立だけでなく、プライベートな関係のもつれが注目されることも少なくありません。最近では、人気声優の平野綾さんと俳優の谷口賢志さんのスピード離婚も、その背景に大きな関心が集まりました。
  • 【白旗?】2024年6月:宮迫の「負けでいいです」宣言
    長引く論争の末、宮迫は自身の動画で「もう僕の負けでいいです」と白旗を揚げ、終戦を宣言しました。しかし、粗品側はこれを意に介さず、その後もネタにし続けます。
  • 【新展開】2024年8月:つまみ枝豆の“参戦”
    そして、前述の通り、たけし軍団のつまみ枝豆が宮迫との対談で粗品に苦言を呈します。この時点ではまだ大きな話題にはなりませんでしたが、今回の粗品のラジオでの告白により、1年の時を経て再び脚光を浴びることになったのです。

こうして見ると、一貫して攻撃を仕掛ける粗品と、それを受け止めきれずに感情的な反応を返してしまう宮迫、という構図が浮かび上がってきます。

登場人物たちの素顔:なぜ粗品は喧嘩を売り、宮迫は受け、枝豆は割って入ったのか?

『登場人物たちの発言が本気かネタか分からずモヤモヤする…』というあなたへ。彼らの行動原理を理解するには、それぞれのキャラクターと背景を知ることが不可欠です。各人物の胸の内に迫ってみましょう。

粗品:「忖度なき“面白さ”の探求者」

粗品の芸風の根幹にあるのは、「面白いか、面白くないか」という絶対的な基準です。先輩であろうと大御所であろうと、面白くないと感じれば忖度なく斬り捨てる。その姿勢は、ネット文化の中で育ち、フラットな人間関係を是とするZ世代の価値観とも共鳴し、「令和の革命家」と称されることもあります。彼の攻撃は、単なる悪口ではなく、彼が信じる「笑いの正義」の執行なのかもしれません。破天荒なギャンブル癖の裏にある、音楽や笑いへのストイックなまでのこだわりが、彼を突き動かしているのです。

宮迫博之:「失われた栄光とプライドの狭間で」

かつて地上波の頂点に君臨した宮迫。彼にとって、芸人であることはアイデンティティそのものです。YouTubeという新しい世界で再起を図るも、心のどこかにはテレビの世界への未練と、トップ芸人としてのプライドが燻り続けているのではないでしょうか。芸能界では一度キャリアに傷がつくと、その再起は容易ではありません。最近、活動自粛を発表した三代目JSBの今市隆二さんのように、宮迫もまた厳しい現実の只中にいる一人なのです。だからこそ、後輩である粗品からの「おもんない」という核心を突く言葉に、冷静でいられなくなる。彼の反応は、失われた栄光を取り戻そうともがく男の、痛々しくも人間らしい叫びなのかもしれません。

つまみ枝豆:「“筋”と“礼儀”を重んじる昭和の守護神」

つまみ枝豆が育った「たけし軍団」は、絶対的な師弟関係と厳しい上下関係で知られています。彼にとっての世界は、面白さ以前に「筋を通す」「礼を尽くす」ことが大前提。粗品の言動は、彼の価値観からすれば、芸の巧拙を超えた「許されざる無礼」に映ったのでしょう。彼のような“昭和の大御所”の動向は常に注目を集めますが、例えばアーティストの長渕剛さんも最近、巨額の金銭トラブルが報じられたばかりです。彼の「殴っちゃうかも」という言葉は、暴力の肯定ではなく、「もし自分の若い頃なら、こんな無礼は絶対に許さなかった」という、彼が命懸けで守ってきた“芸人の仁義”の表明なのです。

「ネットの舌戦」vs「昭和の腕力解決」― この対立が映し出す“お笑い”の未来

この一件は、単なる芸人同士のゴシップではありません。これは、日本のお笑い界、ひいては社会全体が直面している“世代間の価値観の断絶”を象徴する事件です。

  • 粗品が象徴する「ネット時代の正義」:個人の感想が力を持つ時代。匿名・実名を問わず、誰もが自由に批評できる世界。そこでは「忖度」は悪であり、「本音」こそが価値を持つ。
  • 枝豆が象徴する「昭和の正義」:縦社会の秩序と礼儀が力を持つ時代。師を敬い、先輩を立て、筋を通すことが美徳とされた世界。そこでは「無礼」は最大の悪である。

この二つの正義が、今、真っ向から衝突しています。

奇しくも近年、お笑い界では世代交代や価値観の変化が大きなテーマとなっています。例えば、EXITの兼近大樹さんの発言をきっかけに、旧来のバラエティのあり方に疑問が呈されたこともありました。(参考:AERA dot. (アエラドット) の記事)今回の対立もまた、テレビという旧来のメディアの文法と、ネットで育った新世代の価値観がぶつかり合う、大きなうねりの一つと言えるでしょう。

暴力は決して許されません。しかし、言葉の刃はどこまで許されるのでしょうか?

新しい世代の「フラットな物差し」は、旧世代が築き上げた「伝統や秩序」を、すべて過去のものとして葬り去ってしまうのでしょうか?

この問いに、簡単な答えはありません。ただ一つ言えるのは、粗品と宮迫、そしてつまみ枝豆が繰り広げるこの“代理戦争”の行方が、これからのお笑いの形、そして私たちの社会におけるコミュニケーションのあり方を占う、重要な試金石になるということです。

私たちは今、歴史の転換点を目撃しているのかもしれません。次に誰が、何を語るのか。固唾を飲んで見守りましょう。


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